今日はプラモデルで使うピンセットに関係する記事を書きます。
ピンセットといえば、細かいパーツを掴んだり、水転写デカールを貼るために使う道具ですが、沢山種類があって初心者はどれを選べばよいか判りません。
そこで今回は、私の経験からピンセットという道具の特徴から選び方や使い方など初心者向けのコツを書いていこうと思います。
初心者に伝えたいピンセット選びのコツ
初心者がピンセットを選ぶ場合のコツ。
ピンセットは、様々な材質やタイプがあり、初心者はどれを買ったらいいのかと悩む道具の1つでもあります。
どの道具選びでもいえる事ですが「何の作業で使うか」を念頭に入れておくと道具を選びやすくなります。
一般的なプラモデル制作でのピンセットの使い方は、細かいパーツを掴むかマスキングや水転写デカールに使うかの2択だと思います。
初心者が初めてピンセットを選ぶ場合、とりあえず上記2点の要求を満たせれば使える道具であり、部品やデカールを掴み易い事に特化したピンセットということになります。
ピンセットはステンレス製がおすすめ
模型で使うピンセントの材質は、ステンレス鋼がおすすめです。
ステンレス鋼は錆びにくいので台所のシンク等の水周りにも使われています。
錆びにくい理由が必要なのは、模型製作では溶剤や水につけたりすることが多いからです。
中には高価なカーボンファイバー製のピンセット等もありますが、私は購入の必要性を感じていません。
何故なら、カーボン製ピンセットの用途は、電子部品などの非磁性を求められる精密作業などに使われるもので、プラモデルの場合は必要としないからです。
金属が苦手な方は竹ピンセット等もありますが、竹はデカールなどの薄いものが摘まみにくいので、医療用ステンレスのピンセットにするといいです。
先端が太いので水転写デカールには不便。
ツル首タイプがおすすめ
ピンセットの種類は大きく分けて、ストレートとツル首タイプの2種類があります。
私はツル首タイプのピンセットをお勧めします。
理由は、ストレートタイプよりも細かい隙間にパーツをハメやすいことや、水転写デカールを摘まみやすいからです。
一般的な用途でも、ストレートタイプよりツル首タイプの方が細かい物を掴みやすく作業効率が上がります。
以上の理由で、初心者で最初の1本はツル首タイプがお勧めです。
ツル首タイプは視認性が良く精度も高い
ツル首タイプは視認性が良くて精度も高い製品が多いです。
その理由として、ストレートタイプとツル首タイプでは、パーツの挟み方が違います。
- ストレートタイプ=ピンセットの直線上で挟む
- ツル首タイプ=ピンセットの中心軸からズラして挟む
ストレートタイプは直線状でしか挟めないので、パーツやデカールを貼る位置によっては視認性が悪くなります。
その為、パーツをピンポイントで接着できなかったり、デカールがズレたりします。
一方で、ツル首タイプはピンセットの中心軸からズレてパーツを挟むので、視認性が良くて精度も高くなります。
以上の理由で、水転写デカールは貼らない、船舶模型やスケールモデルのエッジングパーツなど、細かい部品のみを使うという場合でもツル首タイプが有効です。
水転写デカールには先が細いピンセットが有効
一般的にはそこまで重要視されませんが、水転写デカールをスライドして貼り付けないタイプの場合にフォーカスを当てて書きます。
水転写デカールを上手く台紙から剥がすときには、集中力も大事だと動画でいいましたが、ピンセットの精度も重要です。
先端幅が0.3㎜以下のものがデカールを挟みやすく精度も高いです。
安価なP-882もありますが、ツル首の先端が急に曲がっているため機動性に欠ける。
水転写デカールは素早く貼ることも重要なので機動性は需要です。
このような曲がりがキツイピンセットは、狭い隙間にパーツを差し込むときに役立ちます。
水転写デカールにはP-842やP-112のような緩やかなツル首タイプが扱いやすく精度が出せます。
P-112よりP-882の方が値段は高いですが精度も高い。
良いピンセットはマスキングテープをパーツに貼ったり、剥がすときにも活躍します。
特にマスキングテープを剥がす作業は、先の尖ったピンセットで行うと効率がいいです。
あと、細かいものを少ない力で確り掴める精度も需要です。
今回は初心者向けにピンセットの選び方のような内容の記事にしました。
普段ピンセットのことをあまり考えない人も参考にしてみてください。
良い道具を使いこなせるスキルも必要ですが、良い道具も必要ですよね。
スケールモデルなどの細かい模型製作をしている方は、使うピンセット1つで世界が変わります。
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