クアトロポルテ Tipo マルチシンナー を導入しました。
この記事では、クアトロポルテ ブランドのTipo マルチシンナーについて書いてます。
また、工房で使用している溶剤の事についても書いてます。
Tipo マルチシンナー L 1000mlを導入しました。
クアトロポルテとは、奈良県奈良市にあるメタル、レジンキット カーモデル専門店です。
この会社の売れ筋は、Tipo マルチシンナーというラッカーシンナーでしょう。
クアトロポルテの Tipo マルチシンナーは、各社互換の薄め液として開発。
クアトロポルテ Tipo マルチシンナー の特徴
クアトロポルテ Tipo マルチシンナーの特徴は下記2点だと思いました。
- メタル塗料にメタリックマスター入れた感覚に似てる
- エアブラシの吹きも綺麗均一で塗膜は滑らか
使ってみた特徴は揮発性が高くて塗料を確りと溶かす非常に純度が高いシンナーでした。
Tipo マルチシンナーは、エアブラシに最適なシンナーです。
Tipoマルチシンナーは、フィニッシャーズのピュアシンナーや、AKシンナーに似てます。
それ等の高級シンナーに共通しているのは、溶剤が強いと云うことです。
溶剤が強いと塗料の粒子がきめ細かくなります。
具体的に溶剤が強いとどうなるかというと、塗料の食い付きが抜群に良くなります。
多少厚塗りしても塗装剥がれのリスクを抑えられるといった感じでしょうか。
美しい塗装の秘訣
エアブラシで美しい塗装をするには秘訣があります。
それは、塗装時にランニングタイムをちゃんと挟むこと。
要は、丁寧に時間を掛けて薄く塗り重ねること。
このセオリーを守ってこそ、溶剤の性能を100%発揮することができます。
アクセルSはTipoマルチシンナーに代わるか
うちの工房で使っているシンナーは、ガイアノーツのプロユースシンナーと藤倉応用化工株式会社のアクセルS35シンナーを主に使ってました。
この2つのシンナーも溶剤が強くて早く乾燥するので、塗料がプラに食いつくので優秀。
特に下地に使う溶剤は、プラやサーフェイサーを強力に溶かせるアクセルS35を使用しております。
それ等と比較してTipo マルチシンナーは乾燥がやや遅いのでムラになりにくいです。
故に下地よりも本塗装やクリアーコートなどの仕上げに適してます。
うちの工房でも仕上げ用のラッカーシンナーとして使うので、下地用では使わないと思います。
適材適所って感じでしょうか。
Tipo マルチシンナー は使えるのか?
Tipo マルチシンナーを実際に使って感想は、非常に良いシンナー溶剤です。
価格は1000mlで3,000円と高価だが、それだけの価値がある溶剤である。
何故なら、丁寧に塗装すればするほどに他のシンナーとの違いが見た目でハッキリ出てくる高品質なシンナーだからだ。
故に塗装工程を確り真面目にする人には特におすすめできる。
特に塗料を均一にきめ細かく希釈できる溶剤なので、下地ではなく本塗装やクリアーコートで使いたい。
相乗効果として塗装した面がツルツルになるので、デカールやスミ入れが楽。
特に光沢仕上げと相性が良い。
Tipo マルチシンナーは、ガンプラやフレームアームズ・ガール等のキャラクターモデルなどを作る時にも使えるシンナーだ。
Tipoにツールウォッシュもある
Tipoのラインナップとしてウォッシュシンナーというものがあります。ウォッシュシンナーはエアブラシを洗浄する際に使う必需品。
使用ユーザーの多い、ガイアノーツのツールウォッシュと同じ役割の製品だ。
Tipoのツールウォッシュはクレオスやガイアノーツ製と比べて何が違うかというと、洗浄力が抜群によいこと。
私は塗料を変えるときの簡単なカップ洗浄はガイアノーツ製を使い、モデリング後の洗浄はTipoを使う。
定期メンテナンスの時もTipoを使うほど、Tipoウォッシュシンナーの洗浄力と信頼性は高い。
私はエアブラシの塗料の洗浄に、使い古したラッカーシンナーで濯いだ後にツールウォッシュで細かい拭き取りをしてる。
筆の場合は、毛先をツールウォッシュの中に漬けるんじゃなくて、エアブラシで毛先に向かってツールウォッシュを噴くという感じ。