模型のヤスリの話。

ヤスリ

模型のヤスリの話。

ヤスリ
8月に入り、久々に工具関連の記事です。
今回は、自分が使っているヤスリの種類や、ヤスリ掛けのノウハウなどを書きたいと思います。

鉄ヤスリ
所持している鉄ヤスリ一覧です。
画像左から以下名称。

ハンディ鉄ヤスリ 二代目 鬼斬(おにぎり) 細目 2,000円位
ハンディ鉄ヤスリ 二代目 鬼斬(おにぎり) 粗目 2,000円位
タミヤ クラフトツールシリーズ No.69 クラフトヤスリPRO (平6mm) 74069 1,000円位
タミヤ クラフトツール ハードコートヤスリPRO (半丸/7.5mm) 74073 1,700円位
G-10 スーパースティック砥石 2,000円位
鉄ヤスリはゲート処理の際に紙ヤスリの前に使って、作業時間効率を上げたりできます。
キットを加工する際に、パーツを大きく削る時にも重宝します。
また、アルミや真鍮線などの硬い物を削ったりするのも鉄ヤスリです。
鬼斬はヒケ処理などにも使ったり、ガイアのG-10は細かいモールド周辺のヤスリ掛けにも重宝してます。

鉄ヤスリはエッジを出すのに大変便利ですが、削りすぎない様に力加減が最も大事なヤスリ工具。
また、錆びない様にメンテナンスも性能を維持する上で大切です。

紙やすり
所持している紙ヤスリです。
画像左から。
リタックスティックハーフ[SDST-RE-H] 透明プラスチック板
アルミサンダー 10mm幅 [AL-SPH10] タイラー
Waveヤスリスティック各種

リタックスティックハーフは洗えば何度も粘着力が復活する板ヤスリです。
ゲート処理からヒケ処理までメインで使ってます。
タイラーはエッジを出すときに重宝している王道ヤスリ。
アルミサンダーは精度が出ますが、紙ヤスリがズレるしコストも悪い。
透明プラスチック板やヤスリスティックは、リタックスティックハーフやタイラーが入らない狭い箇所のヤスリ掛けに活躍してます。
特にヤスリスティックは板をカットして形状を変えて使えるので特殊な形状の狭いパーツにも専用で使えます。
また、ヤスリスティックソフト(画像一番右)は柔軟性があるので、ある程度の曲面も綺麗にヤスリ掛けできます。

フィニッシングペーパー
自分は紙ヤスリ全てを再利用を繰り返して使ってます。
貼り換える紙ヤスリはタミヤのフィニッシングペーパーをカットして使ってます。

ヤスリ収納
フィニッシングペーパーを収納しているBOX。

スポンジヤスリ
スポンジヤスリ。
最近はガイアの神ヤス!を使用したりしてますが、自分の中でのスタンダードは3Mスポンジです。
3Mのスポンジヤスリは5年位前から愛用しており、ガンプラなどではジオン系の曲面パーツを磨くのに重宝してます。
価格は1枚150円位と紙ヤスリに比べると割高ですが、曲面を磨ける高い性能とカットして使えるので経済的です。
スポンジヤスリは軽い力で均等にヤスリ掛けするのがコツだと思います。

スポンジヤスリ 箱買い
3Mスポンジヤスリは纏めて購入すると安いので、通販でまとめ買いしてます。

布ヤスリ
こちらはタイラーみたいなやつに付ける布ヤスリです。
好みの大きさにハサミ等でカットしてマジックテープで交換するタイプです。
軽いヒケ処理やRを磨くのにも使えます。

最後に自分が心掛けているヤスリ掛けのノウハウの中から幾つか紹介します。

先ずは、紙ヤスリとスポンジヤスリの基本は古くなったら新しいのを早めに使う事
古いのを使っていると削れる効率が悪くなるばかりでなく、一度に削れる量も段々と変化していくのでパーツの表面が均一にヤスリ掛けできなくなります。

次に力を抜いて回数を重ねてヤスリ掛けする事
特に鉄ヤスリ等は力を入れると早く削れるのですが、前途と同じでパーツが均等に削れなくなります。
2つの左右対象パーツを、均等な軽い力で同じ回数分だけヤスリ掛けすると左右均等に削れて完成度が上がります。
また、モールドを削りすぎないようにも力加減はできるだけ軽く回数を重ねると調整しやすいです。

最後にヤスリ掛け以外にも云える事ですが、丁寧に作業する事
丁寧と云うのは、細かい基本を守って確認しながら何度も作業するという感じです。
例えば番手も常に800番で作業するのではなく、400/600/800と順番にヤスリ掛けしたりするのも綺麗な完成度には必要不可欠です。
ノウハウというより心意気みたいですが、この心意気が完成度を大きく左右します。
人間なので早く終わらせたいとか思いますが、早く終わらせようとすると人は雑になります。

あと、工具の使い方ノウハウみたいなのはプラ版や折れたBMCタガネなどを使ってパーツ毎の形状に合ったヤスリツールを作るのも綺麗に仕上げるコツかも。
身近な意外なゴミがヤスリのベース板になったりします。

因みに自分は面倒臭いことを進んで行うように心掛けてます。
そうすることで面倒なことを面倒と思わなくなる性格なので。
とにかく落ち着いて時間を掛けることが最も大きな技術だと思ってます。

今回はヤスリについて書いてみました。
ありがとうございました。
次辺りニッパーとか刃物の記事が来るのかも。

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