プラモデルのヤスリの使い方|番手の選び方と表面処理のコツ
プラモデルの仕上がりを大きく左右するのが「ヤスリ掛け」です。
「何番を使えばいいのか分からない」「削りすぎてしまう」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初心者でも分かるようにヤスリの使い方・番手の違い・綺麗に仕上げるコツを解説します。
ヤスリの使い方(基本)
ヤスリ掛けで一番重要なことは、力を入れず“回数で削る”ことです。
軽い力で何度も往復させることで、均一で綺麗な表面に仕上がります。
ヤスリの番手と選び方(超重要)
プラモデルのヤスリは「#400 → #600 → #800」で順番に使うのが基本です。

ヤスリには「番手(粗さ)」があり
数字が小さいほど粗く、大きいほど細かくなります。
- #400:大きく削る(ゲート処理・合わせ目)
- #600:傷を整える
- #800:仕上げ(サフ前)
綺麗に仕上げるコツ(重要)
この4つだけで仕上がりは大きく変わります
ヤスリ掛けは地味な作業ですが、仕上がりを最も左右する工程です。
時間をかけて丁寧に行うことで、完成度が大きく変わります。
古いヤスリは早めに交換する
紙やすりとスポンジヤスリの基本は古くなったら新しいのを早めに使う事。
古いのを使っていると削れる効率が悪くなるばかりでなく、一度に削れる量も段々と変化していくのでパーツの表面が均一にヤスリ掛けできなくなります。
力を入れず回数で削る
力を抜いて回数を重ねてヤスリ掛けすること。
特に鉄やすりは、早く削ろうとして力を入れ過ぎると、削りすぎてしまいます。
2つある左右対象パーツを処理するとき、両方のパーツが均等になるように同回数分ヤスリ掛けしないと左右で大きさが変わったりするので注意。
人間なので楽をして早く終わらせたいと思いますが、早く終わらせようとすると人は雑になります。
番手を飛ばさない
面倒だからといって高い番手から作業するのではなく、400/600/800と順番を守ることが大切。
綺麗な完成度には必要不可欠です。
#400の傷を#800で消そうとすると、いつまでも傷が消えません。
こまめに表面を確認する
仕上がりを確認しながら作業すること。
それだけで削りすぎや二度手間を防ぐ事ができます。
因みに自分は面倒臭いことを進んで行うように心掛けてます。
そうすることで面倒なことを面倒と思わなくなる性格なので。
とにかく落ち着いて時間を掛けることが最も大きな技術だと思ってます。
ヤスリ掛けで失敗しやすいポイント
ありがちな失敗ポイントをまとめました。
番手を飛ばす
楽をしようと初めから800番などの高番手でヤスリ掛けをする。
パーツの深い傷は低い番手でないと消えません。
斜めにヤスリをする
慣れない初心者は斜めに力を掛けてしまい、パーツの形が斜めに傾いてしまいます。
常にパーツ面に対して平行にヤスリ掛けするようにしましょう。
削りすぎてしまう
力を入れすぎるとパーツ形状が崩れます。
軽く・回数で削るのが綺麗に仕上げるコツです。
プラモデルで使うヤスリの種類
以下にプラモデルで使うヤスリの種類をまとめました。
使うヤスリは基本3種類
ヤスリ掛けの基本は以下3つを使い分ければOK。
- 紙やすり → 平面処理・万能
- 鉄やすり → 大まかな削り
- スポンジヤスリ → 曲面・仕上げ向き
紙やすり


紙やすりは最も基本となるヤスリで、番手を変えて使うことで表面を整えます。


紙やすりは持ち手にする土台に両面テープで貼り付けて使います。
特にキットのエッジを出すときに鉄やすり後の仕上げとして活躍。
鉄やすり


鉄ヤスリはキットを加工する際や、パーツを大きく削る時にも重宝する。
ゲート処理の際に紙やすりの前に使って、作業時間効率を上げたりできます。
特にエッジを出すのに優れていますが、削りすぎに注意が必要。
また、アルミや真鍮線などの硬い物を削ったりするのも鉄ヤスリです。
鉄ヤスリはエッジを出すのに大変便利ですが、削りすぎない様に力加減が最も大事なヤスリ工具。
錆びないようにメンテナンスも性能を維持する上で大切。
↓初心者はここで失敗しやすいので、最初から良いものを使うのがおすすめです。↓
スポンジヤスリ


スポンジヤスリは曲面の仕上げに最適です。
ガンプラなどではジオン系の曲面パーツを磨くのに重宝してます。
軽い力で均等に当てることで綺麗に仕上がります。
ガイアの神ヤス!を使用した事もありますが、私のスタンダードは3M製のスポンジヤスリ。
価格は1枚150円位と紙ヤスリに比べると割高ですが、曲面を磨ける高い性能とカットして使えるので経済的です。


3Mスポンジヤスリは纏めて購入すると安いので、通販でまとめ買いしてます。
あると便利なヤスリ
現役時代から私が愛用してるヤスリ一覧。
布やすり


布状ヤスリをタイラーみたいな持ち手に貼り付けて使う。
画像のものは好みの大きさにハサミ等でカットしてマジックテープで交換します。
紙やすりとスポンジヤスリの中間みたいな存在で、軽いヒケ処理やRを磨くのに最適。
布表面の粉を落として紙やすりより長く使えるし、切断能力も落ちにくい。
Waveヤスリスティック

ヤスリスティックは、リタックスティックハーフやタイラーが入らない狭い箇所のヤスリ掛けに活躍してます。
特にヤスリスティックは板をカットして形状を変えて使えるので特殊な形状の狭いパーツにも専用で使えます。
また、ヤスリスティックソフト(画像一番右)は柔軟性があるので、ある程度の曲面も綺麗にヤスリ掛けできます。
鬼斬り
通常の鉄ヤスリよりも「軽い力で一気に削れる」のが最大の特徴。
そのため、削りすぎを防ぎながら効率よく作業できます。
鬼斬りは扱いに慣れてくると、ヒケ処理などにも使える。


- ハンディ鉄ヤスリ 二代目 鬼斬 細目
- ハンディ鉄ヤスリ 二代目 鬼斬 粗目
流通が殆どないので見かけたら即買い推奨。
ガラスヤスリ


クリアパーツを白化させないで綺麗にヤスリ掛けができます。
ヤスリをかけたところは艶有りになります。
武器にクリアパーツが多いキャラクターモデルには重要度が高い。
沢山のメーカー品を使いましたが、↑のガラスヤスリが一番コスパが良くて現在も愛用してます。
リタックスティックハーフ


リタックスティックハーフは洗えば何度も粘着力が復活する板ヤスリです。
ゲート処理からヒケ処理までメインで使ってます。
欠点は粘着力が落ちやすく、結局は両面テープ+紙やすりになる。
それでも粘着力がある内は貼り直しがワンタッチなので手放せない。
まとめ
この3つを守るだけで、初心者でも一気に仕上がりが変わります。































この記事の通りにやれば「サフ前で傷がほぼ見えない状態」まで仕上げられます。