初心者向け!プラモデル用ピンセットの選び方と使い方ガイド【2025年版】

模型用ピンセットと初心者

プラモデル作りを始めたばかりだと、「ピンセットってどれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。実はピンセットにはたくさんの種類があり、それぞれ得意な作業が違います。

この記事では、プラモデル作りがもっと楽しく、スムーズになるように、初心者の方が知っておきたいピンセットの選び方や使い方をまとめました。

トリムちゃん

細かいパーツを掴んだり、水転写デカールを貼るのにピンセットを使う。

プラモデル用ピンセット
ピンセットといえども沢山の種類がある。
それぞれ得意な用途も異なる。

模型用ピンセットの選び方

プラモデルに使うピンセットは模型用途で選ぶのがコツ。

模型用ピンセットの特徴
  • 細かいパーツをつかむ
  • マスキングテープ水転写デカールを扱う

初心者は、まずこの2つに対応できるピンセットを選べば間違いありません。

材質は「ステンレス製」がおすすめ

プラモデル用のピンセットはステンレス製が基本です。

理由
  • 錆びにくい → 溶剤や水を使う場面でも安心
  • 丈夫で長持ち→劣化による精度落ちが出にくい
タミヤピンセット
タミヤの精密ピンセット
先端が太いので水転写デカールには不便。

中には高価なカーボンファイバー製のピンセット等もありますが、私は購入の必要性を感じていません。

何故なら、カーボン製ピンセットの用途は、電子部品などの非磁性を求められる精密作業などに使われるもので、プラモデルの場合は必要としないからです。

金属が苦手な方は竹ピンセット等もありますが、竹はデカールなどの薄いものが摘まみにくいので模型用には不向き。

初心者は 医療用ステンレス製ピンセットを選ぶと失敗しません。模型で使うピンセントの材質は、ステンレス鋼がおすすめです。

ツル首タイプがおすすめ

ピンセットは大きく分けて2種類の形状があります。

  • ストレートタイプ
  • ツル首タイプ

初心者には断然ツル首タイプがおすすめ。

理由
  • 細かい隙間にパーツを入れやすい
  • 水転写デカールをつかみやすい
  • 視認性が高く作業効率が上がる

ストレートタイプは直線的にしか挟めず、手元が見えにくいこともあります。
一方ツル首タイプは中心からずれて挟めるため、視界を確保しながら正確に作業できます。

船舶模型やスケールモデルのエッジングパーツなど、細かい部品のみを使うという場合でもツル首タイプが有効です。

水転写デカールには「先端が細いピンセット」が便利

特にデカール貼りを重視する方には、先端幅0.3mm以下のツル首ピンセットがおすすめです。

代表的なモデル:

  • P-842 / P-112 → 緩やかなカーブで扱いやすく精度が高い
  • P-882 → 急な曲がりで狭い隙間に強いが、機動性はやや劣る

精度の高いピンセットはデカール貼りだけでなく、マスキングテープの貼り剥がしや細かい部品の固定にも活躍します。水転写デカールには先が細いピンセットが有効

ホーザン P-842 ピンセット
HOZAN P-842

水転写デカールは素早く貼ることが重要。角度が浅いツル首ピンセットは機動性が高く有利。

ホーザンP-882 ピンセット
HOZAN P-882

機動性が落ちる角度が深いツル首ピンセットは狭い隙間にパーツを差し込むときに役立ちます。

水転写デカールにはP-842やP-112のような緩やかなツル首タイプが扱いやすく精度が出せます。
P-112よりP-882の方が値段は高いですが精度も高い。

ピンセットはマスキングテープをパーツに貼ったり、剥がすときにも活躍します。
特にマスキングテープを剥がす作業は、先の尖ったピンセットで行うと効率がいいです。

ボークスのピンセット
ボークスのドール用ピンセット
トリムちゃん

僅かな力で小さいパーツを確り掴める精度も需要だよ。

マスキング

2025年おすすめのピンセット

2025年現在に入手可能な、用途別のおすすめピンセットを紹介します。

作業全般:stedi MS-15

丈夫で精度が高い。
生産終了の銘品HOZAN P-842に限りなく近い決定版。

マスキング:HOZAN P-112

薄くて鋭利な先端はマスキングを剥がしやすい。
角度が深いツル首は狭い隙間にパーツを組み込むときにも活躍。

デカール:タミヤ デカール用ピンセット

挟む面積が広く、水転写デカールが丸まりにくい。
先端が滑らかな加工だからデカールの傷も防ぐ。

トリムちゃん

この三種類を持っていれば、様々な状況に対応できるよ。

今回は初心者向けにピンセットの選び方のような内容の記事にしました。
普段ピンセットのことをあまり考えない人も参考にしてみてください。

良い道具を使いこなせるスキルも必要ですが、良い道具も必要ですよね。
スケールモデルなどの細かい模型製作をしている方は、使うピンセット1つで世界が変わります。