フレームアームズ・ガール アヤツキ製作記2です。
キットは塗装に入りました。
今回のアヤツキ製作記は、塗装工程を素体と外装に別けて記録した記事をどうぞ。
アヤツキ素体の塗装
先ずはアヤツキの素体から塗装していきました。
アヤツキは茶色のタイツを着ていますが、何か雌ガキっぽく好みじゃない。
それ故に、今回作るものはタイツ無しの素肌バージョンを作ろうと思う。
これはパッケージ絵を見た時から決めていたことだ。
肌塗装
茶色のパーツにフレッシュサフを噴いて下地を作り、その上から肌塗装して肌色に仕上げる。
ガイアのフレームアームズ・ガールカラーも使って肌を塗装することにした。
- FAGカラー FG-02 ベースフレッシュ
- FAGカラー FG-03 シャドウフレッシュ
理由=ガイアカラーが余っていたので。
肌サフもガイアのフレッシュサフ
ラキシウスも使う
肌の基本色を塗り終えたら、GSIクレオスのラキシウスも使って調整してみた。
- ラキシウス CL03 クリアーペールレッドで追加シャドー
- ラキシウス CL06 クリアーホワイトでハイライト
仕上げコートはクレオスのXC08 ムーンストーンパール。
透明感が出たらフラットクリアースムースで艶を整えました。
塗分けた黒い部分にはスムースフラットクリアーだけを噴きつける。
肌塗装のカラーレシピ
肌の塗装内容を純に書くと、
- 下地がガイアのフレッシュサフ
- FAGカラー FG-03 シャドウフレッシュで影部分を塗る
- FAGカラー FG-02 ベースフレッシュで整える
- ラキシウス CL03 クリアーペールレッドで追加シャドー
- ラキシウス CL06 クリアーホワイトでハイライト
- XC08 ムーンストーンパールで透明感
- フラットクリアースムースで艶を整える
自然な感じで。
GSIクレオスのGXクリアー系は濃度の加減がしやすい使いやすい塗料だった。
肌シャドーはGXクリアベールレッドだけでもいいかも
素体の塗分け塗装
アヤツキの胴体は塗装済みパーツで黒いラインが最初から塗り分けられてます。
今回は全塗装なので、一度サフで塗りつぶしたので塗分けも再塗装します。
全塗装なので塗装済み素体パーツも塗分け。
素体の黒色はインナーブラック
アヤツキの素体はフレームアームズ・ガールカラーのインナーブラック(ガイアノーツ)で塗装しました。
アヤツキに限らず、メガミデバイスでもブロッカーズでも、黒系の布部分はインナーブラックで塗装することが多い。
使いまわしが効く利点があるが、欠点は隠ぺい力が高くないこと。
故に何度も薄く塗り重ねないといけない。
フレームアームズ・ガールカラーは、地域によって供給が不安定なのが欠点。
黄色いリボンなど
素体や髪についている黄色リボンはガイアノーツの橙色で塗装しました。
表面処理を丁寧にしたのでサフレスでもよかったのですが、馴染ませるのに白サフを微妙に噴いてます。
合わせ目消し後や暗い下地の場合はベタで塗りますが。
ベタ塗じゃなくホワイトを混ぜたものでハイライトも入れてます。
アヤツキ 髪の塗装
アヤツキの髪塗装は、クレオスのラキシウスカラーを中心に使いました。
パーツを丁寧に表面処理した後に簡単にサフチェック。
サーフェイサーはガイアカラーのホワイトサフを使いました。
実は事務所にホワイトサフが物凄い量余っているので、カラーサフでも作って消費しようか・・・
ダークレッドを基本にする
GSIクレオスのCR2色ノ源マゼンタにガイアのダークレッドを混ぜました。
比率はダークレッドにマゼンタを少々。(5%~8%くらい)
ダークレッドに若干蛍光色が出始める感じで。
シンナーの量を多くしてシャバシャバ気味にして塗装しました。(溶剤3:塗料1)
薄目で何度も重ねて噴くことによって髪にしっとり感が出ます。
シャドーはクリアーレッド
ベースができたらガイアのクリアーレッドを毛先に重ねます。
ちょっと毛先に赤色が発色してる程度にしました。
毛先を明るく発色させるのが個人的に好みですが、今回は忍者なので控えめにしました。
ハイライトはクリアーホワイト
クレオスのクリアーホワイトでトップからハイライトを入れる。
溶剤多めの濃度(1:3)にしてます。
頭の上側から軽く吹きかける部分は薄くカーテンを掛ける感じで、ピンポイントで書き込むところは細噴きでエア圧は低目にするのがコツ。
確実に乾燥させてから色合いを確認するのがコツ。
半乾き状態では色精度は出ない。
仕上げスムースパールコート
仕上げは全体のバランスをみて整えました。
これをやると半艶みたいな感じで、髪がしっとり仕上がります。
久々の塗装なので、次の基本点に注意しました。
エア圧0.30Mpaで30㎝くらいの距離から掠るように噴き付けました。
手早く一瞬かするような感じ。
こうすることで艶消し過ぎなく、ランダムで半艶のような微妙な質感になる。
完成した髪の画像は完成生地で披露します。
今回はフレームアームズ・ガールカラーの出番はなかった。
ラキシウスカラーは適当に塗ってもそれなりに塗れるのがいいね!
塗料の質もいい感じで気に入った。
久々の塗装なので、エアブラシ/室温/湿度を再調整、パーツの埃にも気をつけた。、
アヤツキ 外装の塗装
アヤツキの外装は説明書通りじゃなく、若干特撮ヒーローっぽい色にしようと思いました。
宇宙刑事シャリバンとかそんなところ。
だからといって色パターンを無視したり艶々にしようとかは思ってません。
艶消しと艶有りをミックスさせて自分なりに塗ってみようと思う。
青と金色
まず、アヤツキの青色を手持ちのガイアかGSIクレオスの新色で塗るかで迷いました。
結局は、クレオスのGX103 GXディープクリアブルー+GX107 GXクリアパープルに決定。
6対4で調合してます。
GSIクレオスのGXクリアカラーを使った感想は、色がよく乗るってイメージでした。
ガイアノーツも悪くないけれど、初心者なんかGXカラーの方が簡単綺麗に塗れそう。
ガイアのEX−シルバーを下地にキャンディー塗装しました。
塗り分けのゴールドは百式ゴールドを使ってます。
女忍者アヤツキの甲冑の青色は、キャンディー塗装で正義寄りの色に。
コードネームを女刑事アヤツキか宇宙刑事アヤツキか悩むところだ。
- 黒色の関節パーツを先に塗装する。
- 青い外装パーツは関節周辺を先に塗装しておく。
- 塗装した関節を一部塗装した外装パーツに挟んで合わせ目を消した後に青を塗装。
GXブルーは濃度が高いので、比率がある程度合っていれば適当でも毎回似た色になる。
残った塗料はスペアボトルが余っていたので保存しておきました。
外装の白色
白色はガイアカラーのEx-ホワイトで塗装することに。
甲冑の戦国時代感を出すため、濃い目にしてエア厚は高めて塗りました。
溶剤と塗料の割合は1:1基準で梨にならない具合に調合。
黒色
甲冑や鎖帷子の銀黒は、GXグラファイトブラック(GSIクレオス)をベースにシルバー(GSIクレオス8番)を2割加えたもので塗装。
ガンメタにはない光沢感が光の角度で変わります。
金属や硬質箇所はシルバーを足したGXブラックを塗って防御力が強そうなイメージに仕上げました。
武器やアーム一部はGXグラファイトブラックのみで塗装してます。
2種類の黒を使い分けて色の情報量を増やす技法はガンプラにも相性〇。
これ1本あると色々なキットのメカ部に応用が利き、非常に便利。
クリアパーツを本物の炎のように塗装する
丁寧に表面処理をした後にタレ気味にクリアーカラーを塗りました。
GXクリアピンクで全体をコートしてから、クリアーブルーをエッジにランダムで吹き付ける。
次に半乾き状態で手早く刀身全体にクリアーオレンジを上乗せします。
最後にルビーレッドを全体に。
そうすることでクリアパーツにも炎の脈動感が生まれます。
使ったエアブラシは0.18mm。
塗り分けるパーツについて
以下の画像が今回塗り分けが必要だったパーツ。
他にも塗分け塗装が必要なパーツが多少あるが、おおまかに画像のパーツ群に塗分けが必要となる。
正直、この辺はキット箱絵を参考にして、オリジナル塗装でも作品に味が出ていいだろう。
画像の状態はあくまで製作中のもので、さらに細かい塗り分けを施工していく。
ボルト跡も今後塗り分けるか、メタルパーツで済ます予定。
詳細は完成記事で披露します。
褌の模様
アヤツキの塗分け塗装で一番苦労した部分は褌の模様です。
まずは生地をインナーブラックで塗装後、全体を艶消しクリアーした上から百式ゴールドで金色部分を塗りました。
そして金色の部分だけ艶有りクリアーで艶を出した後にマスキングを剝がし、細いラインと模様は筆塗りです。
正直これ、デカールにしてくれた方が良いのではないか。
眼に負担が掛かるので代わりに妻に筆塗りしてもらいました。
2年ぶりなのにフリーハンド一発で塗ってました。
流石です。
この後、筆塗り後は墨入れと艶消しクリアーで布部分の模様をコートしようと思っています。
その辺は完成生地でご覧ください。
AKの水性塗料が活躍
AKインタラクティブの水性塗料は、黒の上から白を塗れる世界一強力な隠ぺい力があります。
乾燥が早いのにムラにならない非常に塗りやすい塗料です。
また、リペアしやすいのもAKの特徴。
具体的には、塗料が食み出て乾いても専用溶剤でエナメル塗料を落とすより簡単に拭き取れるところもいい。
AK水性塗料はシタデルやタミヤエナメル塗料よりも使いやすいです。
欧州ではAkの次世代水性塗料がモデラーの間で定番になりつつあります。
マスキングテープを駆使して使う
アヤツキは小さいパーツが多いので、マスキングテープの使い方にもコツがあります。
使用したマスキングテープはタミヤのマスキングテープを使いました。
主に8mmと10mmをデザインナイフでカットしながら貼り付け。
特に肩の外装甲パーツが小さいので、精密マスキングが必要になります。
以下は私が行っているマスキングのコツみたいなものです。
- 細かくカットしたものを複数つなぐように貼り合わせる。
- 色んな角度で貼った精度を確認する
- 爪楊枝で確り密着させる。
- 塗装前にも爪楊枝で密着度を再確認してから塗装する。
面倒臭いけれど、これらを守っていれば塗料が食み出すこともなく効率が良いのでおすすめ。
上級者こそ基本を守れてないモデラーは多いので注意。
アヤツキの塗装で苦労した部分
アヤツキを塗装して塗り分けが多いと思いました。
特に複雑なマスキングを必要とする小さいパーツが複数あり、初心者に気の利かないキットなのは間違いない印象を受けました。
アヤツキを塗装してみて、実際に塗装で大変だった点をまとめました。
説明書が不親切
簡単に纏めると、このキットは説明書が不親切すぎ。
理由は、塗装済み完成品の写真が少なく、塗分ける場所を探すのに苦労したから。
まあ、資料を用意する前提のスケールモデルを作っていると当たり前ですが、キャラクターモデルでこれはないだろうと思った。
このキットは同人誌みたいの入れるなら、説明書に画像を充実させたほうがいい。
アリス・ギア・アイギスならゲームとかアニメで設定みれるけれど、アヤツキってよくわからんキャラだ。
まあ、もう少し製作のヒントを出してもいいと思った。
初代フレームアームズ・ガールは、アニメのお陰で轟雷やスティレットが作りやすかった。
アニメ2期とか製作してくれるとモデラーにもありがたい。
次回のアヤツキ製作記3は、完成編になるのかなと思いますが、水転写デカールやメタルパーツなどなるかも?
コトブキヤ アヤツキ ←公式サイト
エロ忍者なら派手に発色してもいいがな。