今回は、初心者が知りたい「プラモデル用おすすめのニッパー」について書こうと思います。
私は仕事とプライベートの両方で様々なニッパーを使ってきた。
当然、それぞれの製品には特長があり、ニッパーと云っても様々なものが存在する。
今回は、そんなニッパーの中で初心者におすすめしたい銘品をピックアップ。

プラモデル初心者ニッパーとして3メーカーを比較
今回紹介するプラモデル用ニッパーは、タミヤ/スリーピークス/ゴッドハンドという模型用品を販売しているメーカーの製品をみていきます。
その中でも薄刃と片刃の両方で、初心者向けにプラモデル用おすすめニッパーを紹介したい。

ネタや上級者向けは別記事にします。
【両刃】タミヤの薄刃ニッパーは初心者向き
両刃ではタミヤの薄刃ニッパーがおすすめ。
プラモデル用のニッパーで、まず最初に想像するものがタミヤの薄刃ニッパー。
そのくらいタミヤの薄刃ニッパーは結構有名なものだと思う。
構造はスタンダードな両刃。
プロモデラーで愛用者も多く、スケールモデルで使っている人が多い。
2,000円で買える点も初心者が手を出しやすい。
片刃が主流の現代で両刃が使えないニッパーではなく、両刃で薄刃の特性を理解した上で購入するのはアリ。
何故なら、切断スキルが片刃より要求されないので初心者向けは使いやすいから。
【片刃】アルティメットニッパーは初心者向きではない
ゴッドハンドのアルティメットニッパーは価格の高さと切れ味だけなら間違いなく最強。
切れ味が鋭すぎて、上手に使えばゲート跡の白化も殆どしない。
私はタミヤの薄刃ニッパーから匠TOOLS 極薄刃ニッパーなどのニッパーを使い続けてきましたが、アルティメットニッパーが切れ味では一番だと思う。
特に小さいパーツなら切った感覚もなく、慣れればパーツと密着させても白化やえぐりも皆無。

然し、ニッパーとして全体的な性能では最強とは思えません。
何故なら、刃を薄くして切れ味に特化させた分、耐久性を犠牲にしているから。
極限まで薄刃に特化したことで破損しやすいので、慎重に扱わないといけないのです。
それ故、一般的なニッパーよりも確実に扱いづらい。
初心者用としてニッパーの扱いやすさは重要。
これで安ければいいのですが、価格も結構する。
だから私は「初心者におすすめできるニッパー」として考えると、アルティメットニッパーはおすすめできない。
アルティメットニッパーが向いている人
アルティメットニッパーは、使う人を選ぶニッパーである。
では、どういう人におすすめできるかというと
アルティメットニッパーは基本は二度切り用で使うものです。
というか、そうしないとパーツが白化しますし、刃も折れやすい。


パーツをえぐるというのは一度切り/二度切りは関係なく、霧角度と使い方。
塗装派なら白化は全く問題ないので、一度切りが作業効率で優秀だ。
昔から私は1発でゲートカットしてる。
自分はヤスリ掛けるので、白化もゲート跡も若干残った方がヤスリのマーキングになっていい。

たまにビビッて二度切りしてるぞ。

工房で今でも大活躍しているニッパーがある。
刃角度45°のエッジタイプであるアルティメットニッパー・エッジ SEN-11545。
狭い隙間のゲートを切るのに特化した製品。
まあ、普通のアルティメットニッパーでも角度変えて切ればいいのだが。

当時は品質がよく3800円で買えた。
ゴッドハンドの製品の中には、ニッパーメンテナンス油、ブラック仕上げ・カチオンコートピンセットなどもある。
全15種類セット【スポンジ布ヤスリ】~神ヤス~など有名。
【片刃】3.peaksのニッパー( MK-02 )は、バランスが良い
片刃で一番のおすすめは、3.peaksという新潟県三条市にある日本のメーカーが販売しているプラスチックニッパ MK-02というニッパー。
柄に対して刃の角度は7°、グッドスマイルカンパニーのニッパーと同じものだ。
MK-02はアルティメットニッパーと同じ片刃構造で、ゲートを綺麗に切断することができる。
切れ味はアルティメットニッパーに軍配が上がる。
然し、模型用ニッパーの中では鋭い切れ味であり、綺麗にゲートカットできる。
特筆すべきは、片刃構造でありながらも耐久力が抜群に高い。
価格も3,000円で買えるので道具を壊しやすい初心者にもおすすめできるニッパーだ。

MK-02はグリップが非常に持ちやすい。
付属のプラバネを替える事で握る時の力加減を2パターンに調整できる。

ゲートカットした跡が白化する場合もある。
然し、塗装派なら白化は問題ない。

私の妻もプラモデル初心者ですが、MK-02を使わせてます。
片刃と両刃の使い方の違い

片刃と両刃で切り方も違います。
両刃は真直ぐ平衡かつ均等に挟むことを心がけます。
両刃は特に水平を取りにくいので、平衡感覚と集中力が重要です。
ただ、切り方に左右されなく白化が一定なので片刃の様に神経質にならなくてもいい。
片刃は刃がない方をガイドにしてゲートに軽く当てて水平を取ります。
ゲートを切断する時は、まな板で包丁を落とすような感覚。
ガイド側を動かさずに刃の付いた方で切り落とすという感じ。
ニッパーの使い方
ニッパーは使い手次第で、扱い使いやすさ/ゲート切断時の精度/耐久性までも変わってくる。
そういう事情からニッパーのレビューなどは「使える/使えない」と意見が分かれたり。(サクラや妨害レビューを除く)
ニッパーの持ち方は色々あって、基本は自分の利き腕に合ったものを力を入れないで使います。
他には右利きや左利き用など。
持ち難い/疲れるなど大抵は手の筋力不足が原因。
ニッパーに限らず、模型用工具というものは「性能よりも使いやすさを優先」した方がいい。
そうすると道具を上手く使いこなせるので、当然に製作レベルが上がる。
最後に、私がニッパーを使うときに気を付けているコツを3点ほど。
- 対象物を斜めにねじって切らない事
- 力を入れて切らない事
- 切ったパーツが飛んでいく方向を予測して切る
これら3つを気を付けていると大抵は破損させないで済む。

メンテを怠ったり不注意で不意に落としてしまうとかは論外。
これからも色々なニッパーを使って本物の使用感を書いていけたらと思う。
最近発売されているものは、昔に比べたら耐久性が弱くなったと聞く。
私も新旧を比べて感じる部分がある。
コストカットなど、メーカー事情があるのかもしれません。