ガルパンとコラボしたオンキョーのDAP(デジタルオーディオプレーヤー) ONKYO DP-S1A ガールズ&パンツァー コラボモデルを買いました。
オンキョー製品を購入した理由は、ONKYOブランドが学生時代から大好きだからです。
当記事では、本機の特徴など簡単にレビューしました。
DP-S1A ガルパンモデルは受注販売
ONKYOはWEBサイトで稀にアニメとのコラボモデルを受注生産してます。
この販売タイミングが実にシビア。
欲しいモデルが販売されたとしても予約が終了していたりする。
受注生産なので流通が少なく、再販もない。
故に、ネットで発見したら買い忘れないように予約しておくことは大切だ。
偶然予約受付中だった
たまたまオンキョーサイトをのぞいたらDP-S1Aのガルパンモデルが予約受付していた。
- 過去に本機を視聴しており、簡単な操作に慣れていた。
- ONKYOの音造りが自分好み。
- 2.5㎜バランス端子で手持ちのケーブルと合っている
実は昨年ノリでSONYのウォークマンを手放した。
その後、PCやスマホで音楽を聴いていたのだが、やはり不便。
そろそろDAPが欲しいと思っていたので予約に至った。
DP-S1Aガルパン限定版の仕様
通常版DP-S1Aとの違いは、先ずは特別仕様のパッケージ。
機器本体のUIが限定仕様だったり、外装に特別な刻印もされている。
特別仕様のレザーケースが付属している点もポイント高い。
限定版なので量販店の様な値引きはないが、とてもお買い得感がある。
豪華パッケージ
DP-S1Aガルパンモデルのパッケージ中身は以下。
デザインを見ただけじゃ、ガルパンとは判らない。
当モデルはDP-S1Aの弱点であったボリュームが改修されたモデル。
ガールズ&パンツァー は、Amazon Prime Videoで劇場版含めて全話視聴しました。
それなりに面白くてキャラは可愛いと思いますが、私はガルパンに魅力を感じませんでした。
では何故、コラボモデルを購入したか。
そこはブランディングじゃないですが、一応ホビーに携わる仕事をしているので。
出先で持ち運ぶDAPにはガルパン モデルにしておくとネタにもなるし担当者ウケがいいのかなと。
要はミーハーだ。
ガルパン抜きにしてもデザインが好み。
それで買った。「ONKYO DP-S1A ガールズ&パンツァー コラボモデル」
もしもアイカツとかアイドルマスターのコラボだったら買わなかったと思います。
ガルパンモデルのオリジナルUI
本体の起動と終了画面や壁紙10種と特別曲の収録はコラボモデルならでは。
特にオリジナル外観とオリジナルUIの出来は特別感があって素晴らしい。
高い品質のDAPレザーケース
DP-S1Aにはレザーケースが別売で設定されているが、ガルパンモデルには特別仕様のレザーケースが初めから付属してる。
靴/鞄/財布までキャメルの革で揃えてるほど革製品が好き。
DP-S1Aの特徴
ONKYO DP-S1A ガールズ&パンツァー コラボモデルの仕様はrubato DP-S1Aと同じ。
当機種はDAC部にESS社製「ES9018C2M」x2基、アンプ部に「SABRE 9601K」x2基を搭載。
アルミ削り出しのコンパクトなボディの中には高品位な導電性高分子フィルムコンデンサーを使用。
専用に回路設計を見直したりバッテリーをシールドするなどノイズ対策も徹底されている。
約5万円で得られないビルドクオリティと高性能を実現。
現在でも十分活躍できる高音質な国産オーディオプレイヤー。
本機最大の特徴として、バランス駆動を左右の音が漏れずにクリアで立体感が出る「BTL駆動」と独自の「ACG(Active Control GND)駆動」から選択可能。
独自のActive Control GND駆動方式を採用。「従来、聞こえなかった楽器やボーカルなどのさまざまな音をクリアに再生できる
使いやすいUI
DP-S1Aは自分好みにホーム画面をカスタマイズできる。
電源を入れるとホーム画面からスタートするのだが、普段使うアイコンを自由に配置できることで利便性が高い。
また、本機はUI周りがよく設計されており、動作が速くてストレスフリー。
プレイリストや曲検索について
プレイリストは英数字カタカナで作成可能で曲の順番も編集できる。
PCから取り込みむ方法にもよるが、文字化けもなくフォルダ検索しやすい。
曲検索もしやすく、アーティスト、フォルダ、アルバム、曲名順に変更できます。
再生は非常にスムーズでカクツキや遅延も皆無。
また、再生中にアルバムアートワークが表示されるなど飽きさせない。
ストリーミングはDeezer対応
本機のOSはAndroidではないので、Amazon MusicやSpotifyには対応していない。
私からみるとココが最大の欠点であるが、古い機種なので流石に時代だと思う。
本機には初めから搭載されているストリーミングサービスが3つある。
ストリーミングサービスとして、Deezer/radiko/tuneInが視聴可能。
また、e-onkyo musicからダウンロードできるe-onkyo music ダウンローダー機能も利用できる。
個人的にはインターネットラジオは全く使わないのでDeezerやtuneInを使っていた時期があった。
Deezerは2017年に日本国内で開始された音楽配信サービス。
約9,000万曲のライブラリーを持ち、1,600万人以上のユーザーが利用しています。
ストリーミングでありながら音源がCD相当に高音質なのが特徴。
WifiとBluetoothに関して
肝心のネットワーク通信に関しては、家の1階にルーターがあるのだが、2階に居てもWifiは調子がいいし、Bluetoothの接続も安定しており起動も速い。
通信はWi-Fi 802.11a/b/g/n(2.4GHz/5.0GHz)と Bluetooth 4.0
バッテリー持ち
公式ではバッテリーは15時間持つといわれる。
実際に5年使いこんでも劣化は殆ど見慣れない優秀なバッテリーだった。
ただ、単に当たりの個体を引いたのかも知れない。
充電も速く、1時間あれば満充電できている。
ただ、充電ケーブルがUSB type-CじゃなくMICRO USBなので スマホやタブレットとの併用性に欠ける。
これも時代だから仕方ないか。
DP-S1Aの音質とカスタマイズ機能について
DP-S1Aは安価でありながら素人にはハイエンドを思わせる音質である。
豪華な回路設計に多彩な機能性。
ここでは音周りについてレビューしたいと思います。
音質
まず本機の作る音はフラットな印象。
フラットだけど高音はクリアーといえるし、コンパクトでも適度な解像度と空間表現もある。
聴くジャンルに特化されない、とてもオールラウンダーなDAPだと思います。
故にポップスやバラード以外にロックやR&Bも綺麗に再生してくれる。
当たり前のことだが組み合わせるイヤホンによるが。
それでも得意なジャンルを挙げるとすれば、JAZZなんか最高だと思う。
中域が前に出過ぎないので声向きじゃないが、ボーカルが強調されるイヤホンではボーカルが綺麗に強調される。
ポップスやアニソン聴くならボーカル特化イヤホンも性能を活かせる。
MoonDrop KATOなんか銅4芯バランスで繋ぐと相性がよかった。
カスタマイズ機能
音質をカスタマイズできる機能
- 3段階のゲイン調整
- 3種類のデジタルフィルター
- 最大192kHzまでのアップサンプリング機能
- Hi-Bit32モードを搭載
- プリセットイコライザーとフルカスタムイコライザー機能
- ロックレンジアジャスト機能
- BTL駆動とACG駆動からバランス駆動方法を選択可能
私はハイゲイン+デジタルフィルターはSHARPにしてACG駆動で聴いてます。
音はイコライザなど弄らない方がハッキリ聴こえて綺麗だと思った。
このDAPが作る音色は純粋スタンダードそのもの。
性能の高いイヤホンやヘッドホンだと変わるかもしれないね。
ゲイン
DP-S1Aはゲイン調整を3段階に設定できる。
ヘッドホン/イヤホンのインピーダンスによるが、一般的にローゲインでボリュームを上げて視聴した方が音は歪み難い。
再生環境によってはハイゲインの方が迫力の有るサウンドになったり。
バランス入力時にはバランス駆動方式を必ず選択しないといけない。
デジタルフィルタ
ゲイン調整はLow/Normal/Highで、私は大体Highにしてます。
使うイヤホンによってはゲインを下げてボリュームを上げて聴く感じ。
デジタルフィルタは何となく違いが判るが何ともいえない差。
- SHARP
一般的なフィルター機能で、カチッとした骨格感のある音に。 - SLOW
応答性に優れ、弦楽器などの音色や響きが柔らかく極めて自然な雰囲気に。 - SHORT
音の立ち上がりのリニアリティが良く、音が前に出てくるような印象に。
イコライザ
イコライザー使用時には6段階までバスブーストできる。
アップサンプリング/Hi-Bit32モード
ONにすると多少音の広がりが増えたように思える。
ON/OFFの違いが判るかというと、微妙だが聴き取れる。
ロックレンジアジャスト
ロックレンジ精度を調整することでジッターノイズを軽減させる機能。
バーをWide側に寄せると音が広がり、Narrowに寄せると音がクッキリする印象。
ちなみにNarrowに寄せると曲によっては頻繁に音が途切れる。
私はボーカルが好きなのでNarrow側が好みだが、あえて中心にしている。
正直、イコライザ含めてこれ等の音質機能は微妙。
結構シビアな範囲での調整らしく、私は感覚を研ぎ済まないと聴き取れない。
DAP自体が高音質だから、私は殆どの機能をOFFにしても十分高音質で楽しんでいる。
ONKYO DP-S1Aの基本仕様
- タッチパネル対応ディスプレイは2.4インチ(320 × 240)(静電容量タッチパネル)
- DACにESS社製 ES9018C2Mと、ヘッドホンアンプ用のオペアンプ「SABRE 9601K」を左右に2基搭載
- 実用最大出力 75 mW + 75 mW
- 2.5 mm4極バランスヘッドホン出力(ラインアウトモード対応/先端からR-/R+/L+/L-)
- 3.5 mm3極アンバランスヘッドホン出力(ラインアウトモード対応/マイク端子非対応)
- Micro USB(充電・データ転送・USB/OTGデジタル出力兼用)
- 内蔵ストレージ16 GB。
- 拡張スロット microSD×2(SDHC、SDXC対応)、1スロット最大256GB(exFATフォーマット
- 音楽再生可能ファイルがDSF/DSDIFF/MQA/FLAC/ALAC/WAV/AIFF/MP3/AAC
- 再生周波数帯域が20Hz~80000Hz。
- 再生対応サンプリング周波数 および量子化ビット 2.8/5.6MHz Native 44.1 kHz/48 kHz/88.2 kHz/96 kHz/176.4 kHz/192 kHz
- インピーダンス 16 Ω ~ 300 Ω(Unbalance)/32 Ω ~ 600 Ω(Balanced)
- S/N比 115 dB以上
- 歪率 0.006 %以下(1 kHz/32 Ω/1 mW時)
- Codec: SBC オーディオクロック 44.1kHz/48kHz 2系統駆動 (Unbalance、JEITA)150 mW + 150 mW (Balanced、JEITA)
- ゲイン 三段階 Low/Normal/High
- Wi-Fi 802.11a/b/g/n(2.4GHz/5.0GHz)
- Bluetooth 4.0 Profile: A2DP/AVRCP
- バッテリー容量1,630 mAh/3.8 V。連続再生時間は約15時間。
- 本体サイズは63(幅)×94(高さ)×15(奥行)mm
- 重量135g
- 対応言語 日本語/英語/ドイツ語/フランス語/スペイン語/イタリア語/スウェーデン語/中国語(簡体字/繁体字)/ロシア語
イヤホンもガルパン コラボモデルがある
イヤホンもガルパン コラボモデルがあります。
イヤホンも欲しかったのですが、既に同じモデルを持っていてバランスケーブルも持っていたのでDAPのみ購入しました。
今回、限定モデルとしてDAPと同時受注されたガルパン イヤホンpioneer SE-CH9のコラボモデル。
ガルパンデザインでパッケージも特別仕様になっている。
バランスケーブルがセットになって、価格は20,000円。
性能は通常仕様のSE-CH9と変わらない。
ガルパン イヤホンのベースはpioneer SE-CH9
ガルパンモデルの限定イヤホンはpioneer SE-CH9の特別仕様バージョン。
私は通常版を所持してます。
イヤーピースをJVCのものに交換して、ケーブルは専用のヘッドホンケーブル 2.5mm L型4極バンスケーブルに交換して使用している。
開放型が好きなんですけれど、作業中に聴く場合、同僚が隣にいる場合が多いので結局カナル型なんですよね。
ヘッドホンだと塗装ゴーグルが着けられないので。
DP-S1Aで女性ボーカルを聴くにはSHURE SE215 Special Edition SE215SPE-B-UNI-Aも合います。
安価で優れたボーカル向きイヤホンで初心者が入手しやすい名機。
私にとって、どこでも音楽を聴けるポータブルプレイヤーは必需品。