プラモデルで使えるパテを紹介

プラモデル用のパテの種類

今日はプラモデルで使えるパテを紹介しようと思います。

ここでは実際に、うちの工房で使用しているパテや、パテの使い方/特徴などを記事にしました。

あくまで自分の使い方や使用感でレビューしてます。

プラモデル用のパテには色々な種類がある

プラモデル用のパテには色々な種類があります。

代表的なパテを挙げると、ラッカーパテ、エポキシパテ、ポリエステルパテ、瞬間接着パテなどの沢山の種類が存在します。

模型を作るに当たってジャンルを問わず欠かせないのがパテですよね。

プラモデル用のパテ
タミヤのラッカーパテ ホワイト
タミヤパテ (ホワイト) 32g

ラッカーパテはグレージングパテが優秀!

数あるラッカーパテの中でもロックペイントのグレージングパテは、うちでは使用頻度が一番高い優秀なパテです。

最大の特徴は、速乾性があって乾燥後の切断性もよく、きめ細かくてプラスチックによく馴染みます。

チューブタイプなのでコストパフォーマンスにも優れています。

ロックラッカー グレージングパテⅡ
ロックペイント ロックラッカー グレージングパテⅡ

タミヤのものよりも硬化後はヤスリなどで比較的削りやすい硬度。

ロックラッカー グレージングパテⅡ
中身はフィニッシャーズのラッカーパテと同じもの。

欠点は、パテの色が緑色なので下地塗装を行わないと緑色が透けます。

この辺の問題でタミヤ(白いラッカーパテ)と使い分けています。

価格は250g入って1,000円前後。

硬くなった古いラッカーパテを復活させる方法

フィニッシャーズのラッカーシンナー
フィニッシャーズのラッカーパテうすめ液

空気に触れたり古くて硬くなったラッカーパテを復活させる方法はあります。

ラッカーパテが空気に触れたり劣化で硬くなってきたら、ラッカー用シンナーを混ぜる事で粘度を柔らかくできます。

パテに混ぜる量は、爪楊枝等に付けて少量ずつ馴染ませるように調合するのがコツです。

パテ用のラッカーシンナー注意書き

フィニッシャーズからは、ラッカーパテ専用のうすめ液も発売されています。

タミヤなどのラッカーパテにも使えて便利です。

ポリエステルパテでは、どの製品がいい?

ポリエステルパテ(ポリパテ)とは、主剤と硬化剤の2つを混ぜ合わせて化学反応で硬化させるタイプのパテです。

硬化時間が速くて切削性が良いのが特徴。

故に、フィギュアだけじゃなくスケールモデルやガンプラまで、モデラー達に幅広く使用されています。

ウェーブ パテ革命 モリモリ低収縮タイプ 120g
ウェーブ パテ革命 モリモリ低収縮タイプ

各メーカーから沢山種類が出ていますが、Wave(ウェーブ)「パテ革命 モリモリ低収縮タイプ」という製品がおすすめです。

うちの工房では、パテ革命モリモリの低収縮タイプを瓶に入れてます。

パテ革命モリモリは、通常版でも殆ど収縮しないと思うのですが、工作精度を上げるのに低収縮タイプを使用してます。

低収縮タイプという特性を活かし、パテ造形というよりもフレームアームズ・ガールやメガミデバイスのパーツの肉抜き穴を埋めたりしてます。

バーゼラルドの武器の裏穴とか、アーキテクトのナックルの肉抜き穴とかも埋めやすいです。

モリモリくん

ウェーブ パテ革命 モリモリ低収縮タイプ は下記2種類があります。

  • 内容量40g値段1200円
  • 内容量120g値段1980円

オレンジ色の2剤を混ぜる量で乾燥時間などをコントロールできます。

ドライブースなどに入れて熱で乾燥させると早く固まります。

合わせ目消しは、瞬間接着パテが早い

プラモデルの合わせ目などは一般的な接着剤で消すのが確実ですが、時間がない場合など瞬間接着パテを使う方が多いと思います。

うちでも急いで作る趣味制作の場合は瞬間接着パテをよく使います。

その瞬間接着パテの中でもクレオスの瞬間接着パテ Mr.SSPがおすすめです。

パテ
クレオス SSP-HG MJ200 [瞬間接着パテ Mr.SSP]

このパテは瞬間接着パテなのですが、硬化後は普通の瞬着パテより柔らかいので、表面処理や合わせ目消しなどで整えやすいです。

付属の硬化促進剤と粉の量の割合で効果時間をコントロールできます。

ヒケや合わせ目の専用に使うことが多く、特に急いでいる時などに絶大な効果があります。

パテとして柔らかいので、模型の内部補強とかにもこれを使ってます。

瞬間接着パテとして扱いやすく、表面処理が綺麗に仕上がります。

こちらはガイアノーツの瞬間接着パテ。

フレームアームズ・ガールやメガミデバイスの肌(ABS)の接着に適している。

エポキシパテは造形に使える

エポキシパテ
タミヤ メイクアップ材 エポキシ造形パテ 速硬化タイプ

エポキシパテ(エポパテ)は、液状ではなく粘土状なので、造形やスクラッチに大量に使用する場合に適してます。

使い方は2種類を1つに混ぜると化学反応で硬化しだします。

エポキシパテは乾燥後の硬度が高いので切断性は劣りますが、その強度の分だけ細かいパーツの造形などに適してます。

塗装の時にラッカー溶剤で溶けるので、塗装はエアブラシを使ってサフから薄く重ねて塗ります。

スィレット 脚パーツ
空気が入らないようにパテを少量ずつ盛り付ける

今回はうちで使っているパテ達を紹介しました。

詳しい使い方やコツなど機会があれば記事にするかもです。

動画の中でも、雑誌には出ていないプラモデル制作のちょっとしたコツやノウハウなんか稀に言ってたりするので、気になる方はYouTubeチャンネルトリム帝国をチェックしてみてください。

光硬化パテは早いが難しい

光硬化パテ
タミヤの光硬化パテ

光硬化パテをいう、UVライトを当てると硬化するパテもあります。

作業で急いでいる時に瞬間接着パテを食み出せないシビアな箇所に使います。

UVで硬化する前までは、塗膜を傷めずティッシュなどで綺麗に拭き取ることができるのが使うメリットです。

切断性は良いのですが、強度は瞬間接着パテには劣り、表面処理の精度も要求されるパテだと思います。

パテを混ぜる場合にはスパチュラが便利

エポパテや一部の瞬間接着パテ等を調合する時は、混ぜて調合する必要があります。

その際に手袋を着用して作業するのが良いですが、さらにスパチュラという専用工具などを使うと造形しやすくなります。

スパチュラ
クレオスのスパチュラ

まあ、爪楊枝や割り箸などで混ぜても良いのですけれど。

スパチュラを使うと専用工具だけあって、特に造形の時は整形しやすいです。

プラ製だと劣化して長く持たないので金属製がおすすめ。

余談ですが、パテを調合する時は空の容器などを利用すると練りやすくなる。

パテに限った話だけではなく、接着剤や筆塗りの簡易パレットとしても空容器などを使い捨てで使ってます。

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