初心者向きの模型用ピンセットの選び方

模型用ピンセットと初心者

今日はプラモデルで使うピンセットに関係する記事を書きます。

ピンセットといえば、細かいパーツを掴んだり、水転写デカールを貼るために使う道具ですが、沢山種類があって初心者はどれを選べばよいか判りません。

そこで今回は、私の経験からピンセットという道具の特徴から選び方や使い方など初心者向けのコツを書いていこうと思います。

プラモデル用ピンセット
ピンセットといえども沢山の種類がある。
それぞれ得意な用途も異なる。

初心者に伝えたいピンセット選びのコツ

初心者がピンセットを選ぶ場合のコツ。

ピンセットは、様々な材質やタイプがあり、初心者はどれを買ったらいいのかと悩む道具の1つでもあります。

どの道具選びでもいえる事ですが「何の作業で使うか」を念頭に入れておくと道具を選びやすくなります。

一般的なプラモデル制作でのピンセットの使い方は、細かいパーツを掴むか水転写デカールに使うかの2択だと思います。

初心者が初めてピンセットを選ぶ場合、とりあえず上記2点の要求を満たせれば使える道具であり、部品やデカールを掴み易い事に特化したピンセットということになります。

ピンセットはステンレス製がおすすめ

模型で使うピンセントの材質は、ステンレス鋼がおすすめです。

ステンレス鋼は錆びにくいので台所のシンク等の水周りにも使われています。

錆びにくい理由が必要なのは、模型製作では溶剤や水につけたりすることが多いからです。

中には高価なカーボンファイバー製のピンセット等もありますが、私は購入の必要性を感じていません。

何故なら、カーボン製ピンセットの用途は、電子部品などの非磁性を求められる精密作業などに使われるもので、プラモデルの場合は必要としないからです。

金属が苦手な方は竹ピンセット等もありますが、竹はデカールなどの薄いものが摘まみにくいので、医療用ステンレスのピンセットにするといいです。

タミヤピンセット
タミヤの精密ピンセット
先端が太いので水転写デカールには不便。

ツル首タイプがおすすめ

ピンセットの種類は大きく分けて、ストレートとツル首タイプの2種類があります。

私はツル首タイプのピンセットをお勧めします。

理由は、ストレートタイプよりも細かい隙間にパーツをハメやすいことや、水転写デカールを摘まみやすいからです。

一般的な用途でも、ストレートタイプよりツル首タイプの方が細かい物を掴みやすく作業効率が上がります。

以上の理由で、初心者で最初の1本はツル首タイプがお勧めです。

ボークスのピンセット
ボークスのドール用ピンセット

ツル首タイプは視認性が良く精度も高い

ツル首タイプは視認性が良くて精度も高いです。

その理由として、ストレートタイプとツル首タイプでは、パーツの挟み方が違います。

  • ストレートタイプ=ピンセットの直線上で挟む
  • ツル首タイプ=ピンセットの中心軸からズラして挟む

ストレートタイプは直線状でしか挟めないので、パーツやデカールを貼る位置によっては視認性が悪くなります。

その為、パーツをピンポイントで接着できなかったり、デカールがズレたりします。

一方で、ツル首タイプはピンセットの中心軸からズレてパーツを挟むので、視認性が良くて精度も高くなります。

以上の理由で、水転写デカールは貼らない、船舶模型やスケールモデルのエッジングパーツなど、細かい部品のみを使うという場合でもツル首タイプが有効です。

水転写デカールには先が細いピンセットが有効

一般的にはそこまで重要視されませんが、水転写デカールをスライドして貼り付けないタイプの場合にフォーカスをあてて書きます。

水転写デカールを上手く台紙から剥がすときには、集中力も大事だと動画でいいましたが、ピンセットの精度も重要です。

先端幅が0.3㎜以下のものがデカールを挟みやすく精度も高いです。

ホーザンP-882 ピンセット

安価なP-882もありますが、ツル首の先端が急に曲がっているため精密性に欠ける。

ホーザン P-842 ピンセット

P-842やPP-112のような緩やかなツル首タイプが扱いやすく精度が出せます。

以上、今回は初心者向けにピンセットの選び方のような内容の記事にしました。

普段ピンセットのことをあまり考えない人も参考にしてみてください。

良い道具を使いこなせるスキルも必要ですが、良い道具も必要ですよね。

スケールモデルなどの細かい模型製作をしている方は、使うピンセット1つで世界が変わります。

日本のプラモデル事情と現実

プラモデル離れ

今日は日本のプラモデル事情にフォーカスして記事を書きます。

先日、以下のツイートをしました。

この業界に携わる仕事をして、約5年間で私が感じたことを記事にしたいと思います。

仕事上の実体験から、主に西欧州などの海外との比較になります。

日本のプラモデル離れが進む理由

日本のプラモデル離れが進む理由を、この業界でそれなりに稼がせてもらった経験から考えてみました。

国内のホビー関連の模型イベント会場には、年配のお方やおっさんばかりだし、今の日本の子供はプラモデルにあまり関心がないと思います。

まず、日本と海外でプラモデルを買う層の人が違うと思います。

  • 日本=プラモデルは大人の趣味。
  • 海外=プラモを作って遊ぶ子供が多い、もちろん大人もいる。

この辺の層が違う理由を、自分が見てきた経験を元に考察してみました。

日本の子供がプラモデルに関心がない理由

まずは、日本の子供達がプラモデルに関心がない理由は、以下の2つだと思います。

  1. 物作りに関心がない
  2. 遊びや玩具の種類が沢山ある

1に関しては、世の中全体が便利になった事が理由だと思います。

便利な生活になったので面倒なことは極力しなくなり、プラモデルを作る事は面倒臭いと感じるのではないでしょうか。

2について、近所の子供達とかは、小学生でスマホ片手に親のクレカの話ですよ。キックボードとかもやっているんですけど、話をしてもプラモデルってのは感じません。

うちのボスが子供の頃の話ですが、小学生くらいの年頃の男子は友達とプラモデルを作ったりしていたそうです。(ボスは積み木を卒業後はプラモだそうです。)

私が子供の頃は、プラモデルを作る友達もいたような気はしますが、今思い出せば、小学生=TVゲームという印象ですね。

振り返れば、私の小学生時代は毎日サッカーの練習をしていました。夜や雨の日などは家でゲームって感じですかね。

現代はスマホやYouTubeがあるし、ゲームや漫画も昔の何十倍も種類がありますよね。

資本主義の競争社会の中で人間が増えたせいで、新しいものが出るスピードが全体的に速く、新商品にとても追いつけません。

昔に比べて玩具は沢山溢れています。

ベイブレードやキックボードなど他にも沢山遊ぶ選択肢があります。

まあ、それが現代なので仕方ないですが、実際は子供達にはゲームよりもプラモデルを作って遊んで欲しいですよね。

子供たちにこそプラモデルを作って欲しい理由は、先日書いた記事「プラモデルを作るメリット」で補足してください。

日本のプラモデルはお金がかかる

プラモデルと聞いて、日本だと「お金のかかる趣味で大人の趣味である」という認識の人が多いのではないでしょうか。

実際にガンプラ等の売り上げは好調ですが、購入する殆どが大人であり、その価格も海外製スケールモデルと比べると割高です。

最近のメガミデバイスなんか最高額で云えばガンプラより安価ですが、1個10,000円近くするものもありますよね。

挙句の果てには高級工具ばかりが目立ち、魅力ある工具になるほど大変な金額。

とても子供が買える金額じゃないですよね。

私が子供だったら、500円位のガンプラを買ってきても5,000円のニッパーとか10,000円の限定版キットとか目に付くと、上手に作れるようになるまで将来的に続けられないと感じます。

日本と海外では販売戦略が違う

その背景の裏には、一部の老舗大手メーカーから新興メーカーまでもが、販売ターゲットを大人にフォーカスした販売戦略を行い続けています。

こういう大人をメインターゲットとする戦略は、結果的に子供のプラモデル離れを加速させる要因になっています。

故に、国内は既存ユーザーで支えている市場になっているので、若い新規ユーザー獲得は難しい。

その結果、若い人のプラモデル離れが進み、業界が年々縮小しているのだと思います。

販売戦略に関して、ここでは深堀りしませんが、海外で実際に行われている販売促進の戦略から以下2点は効果的だと感心しました。

  • キットや工具一式を無償提供するプラモ教室
  • 学校に寄付し授業にプラモデル制作を取り入れてもらう

渡航してビジネスしていると、こういう現場を実体験して視野が広くなるので面白いです。

ただ、設備や国の許可が必要だったり、厳しい日本では真似できない戦略が多いです。

昔作った船。今年は改修して風呂で浮かべるぞ!

海外のプラモデル事情

次に海外のプラモデル事情ということにフォーカスを当てて書きます。

まず、海外の子供もゲームは大好きですが、プラモデルに関係する日常光景が日本とはちょっと違う。

もちろん国によって違いますが、すごいセクシーな金髪お母さんが小さい子と一緒に買いにきたり(ウクライナ)、家族や兄弟でプラモデル屋に来たりする光景(イタリア、スペイン)が多々あります。

スキルを求められるイベントは日本と同じく大人がメインですが、子供達が多いプラモデルのイベントも沢山あります。(ドイツ、オランダ、イスラエル等)

まあ、海外の人は個性豊かで自己主張が上手なので、日本人より物作りが向いているのかも知れませんね。

ここら辺って厳しい競争社会である資本主義の中でも、国民性によって違いが出ているような気がします。

海外とか行くと、働くのは最低限で家族や友人との時間を過ごす、モノは必要なモノだけでいい。経済を回すって考え自体ないけれど「国を助ける」って行動して動く。

東南アジアじゃないですよ。スペイン、ドイツ、イタリアとかの話ですよ。

このブログはそういうブログでないので、あまり深掘りしませんが、その辺は日本は世界でも後進国だと思います。

日本も頑張って欲しいとは思う

ここまで日本の模型業界は縮小気味でダメなようなことを書いてきましたが、本心は頑張って欲しいと思ってますよ。

確かに国内を捨てて海外に移った身ですが、模型制作は好きでやっている仕事だし、タミヤなど素晴らしいメーカーさんには頑張って貰いたい。

メーカーも本当に長い目で儲けたい=流行らせたいなら、促進アニメや初心者スクール、特典で吊るよりも、製品の質を上げたり価格設定やサービスを見直すべきだと思います。

とにかく国内の市場は悪循環ですよね。

時間を掛けて良い商品を作ると、タミヤのように長い間売れ続けるヒット商品になります。

然し、 毎回の如く金型流用で適当にミックスさせたり色違いで販売を繰り返すと短期間しか売れない。

頻繁にリリースすればするほど次回作も売れなくなる(近い内に再び新作が出ると思うので買わなくなる)

もうちょっと発売する間隔を長くしていいから、ちゃんと設計した新商品が欲しいと思っているユーザーさん多いんじゃないでしょうかね。

日本のプラモデル事情についてまとめ

今回、私が感じた日本のプラモデル事情は以下の点が気になりました。

模型は素晴らしい趣味だと思うので、日本も業界全体が健全で活気付いてほしいと願っています。

  • 獲得済みファン層を主要ターゲットにしている
  • 若い人が入りやすい受け入れ環境がない
  • 高齢化

こういう記事はまた次回、機会があれば執筆します。

プラモデルを作るメリットを考える

プラモデル メリット

プラモデルを作るメリットって沢山ありますよね。

先日、下のツイートをしました。

今日は私が思う、模型を作る事によって得られる利点を3つ書いてみたいと思います。

プラモデルを作るメリットを考える

プラモデルを作ると、楽しいと思う以外に沢山のメリットがあります。

一般的には、物を造る楽しさや想像力を養える等と云われています。

私の考える「プラモデルを作って得られること」は大まかに下の3つです。

  1. 計画性を持てるようになる
  2. 待つ事ができるようになる
  3. 自分の成長を自分の目で確認できるようになる

ここでいうメリットは、「手先が器用になった」とかじゃなく、「見えない経験値」について考えてます。

計画性を持てるようになる

このブログを購読されている読者の方は、プラモデルと計画性の接点は説明不要だと思いますが、初心者の方にも情報として入るように一応は書きます。

先ず、一般の人が説明書を使わないで、パーツ数の多いプラモデルを適当に作っても完成させることは簡単ではありません。

確りと説明書を読みながら、工程を理解して組み立てていくことによって、計画を立てて行動するという基本行動が身に付きます。

また、プラモデルっていうのは、ただ組み立てて終わりではありません。

どういう作風にするか悩み(塗装、改造、完成後のディスプレイの仕方など)プラモデルを作ろうとすると考えることが沢山あります。

作り始める前からも、「 何のプラモデルを作ろうかと考えたり 」「何処で入手するか、資金工面など」既に計画性を養える行動を必要とされています。

プラモデルのランナー
全切りしない方が、計画性の経験値を貯められる

作り終えた後も、完成したものを観察して次回に改善したい箇所を研究して次回に活かす。

こういう行動からも計画性を養う経験値は溜まっていきます。

人生は自分一人で人に頼らずに生きていかないといけないですからね。

この辺が、親/学校/会社頼みの現代日本人に足りないと世界中まわって思います。

プラモデルは作ると待てる人間になる

プラモデルは急いで作るものじゃありません。

模型に限った話じゃないですが、人間は急ぐと精度が落ちます。

故に、じっくりと考えながら少しずつ作る事によって、完成度や達成感も全然違います。

綺麗な塗装は、必ず薄く塗って乾燥させることを繰り返す必要があるので、ランニングタイム等で時間が掛かります。

瞬間接着剤を使わないで確実に合わせ目を消す場合も、溶剤やパテの乾燥時間などで時間が掛かります。

模型をちゃんと作ろうとすると、次の工程に入るまでの時間を待たなければなりません。

そういう理由で、ちゃんとプラモデルを作り続けると忍耐力が付いて、待てる人になると思います。

その結果、ちゃんと物事を落ち着いて進められるよう成長できるようにもなりますよね。

メガミデバイス ランサー
未塗装でも表面処理や合わせ目消しなど工程が沢山ある。

ゲームとかでもレアアイテムとか掘るのに周回しますが、基本アレは付けなくていい忍耐力だと思います。

努力も「良い努力」と「無駄な努力」があるように、忍耐も「ただ我慢するだけの無駄な忍耐」と云うものがあります。

どうしても無駄な忍耐がしたいという場合を除いてね。

あと、発売日まで待てるようになるとかって意味でもないですからねw

自分の成長を目視で確認できる

自分の成長を実際に見て確認できることも、プラモデルを作る上で得れるメリットですよね。

具体的には、過去に制作したものとを見比べて自己の成長を実感できること。

多くのモデラーが、プラモデルを作る醍醐味を聞かれて答える決まり文句ですよね。

コレ、本当に決まり文句なんですよね。

ちゃんとプラモデルを作り続けている人は、昔作ったキットを引っ張り出して比べたりすると、上手になっているじゃないですか。(同じキットなら尚更)

前に作ったガンダムより、上手に作れたと実感したときのあの嬉しい気持ち。

私もプラモデルで手軽に味わえる一番の醍醐味だと思います。

友人や彼女に新旧の作品を見てもらって、成長したねって褒められた時も嬉しいですよね。

海外では、作ったプラモデル1個に家族や仲間同士が意見交換してお互いの成長を喜ぶ、そういう光景をよく目にします。

だから私はステージを国外にしました。

お世辞の被せ合いやマウントの取り合いじゃないですよw

メリットは他にもたくさんある

以上、大まかに思ったこと3つを書きましたが、趣味で模型を作るメリットは他にも沢山あります。

それも人によって得られるメリットが違います。

プラモって暗いイメージっていう人がいますが、それは文化/気質/考え方の違いだと思います。

引き寄せの法則で、プラス思考で良い影響を伸ばしていきましょう。

私に作品を見せて意見を求めてくる人に対しては、絶対にお世辞は言いません。

思ってもないベタ褒めをするような酷いことは勿論しませんし、私に聞いてくれた人には敬意をもって正直な感想を伝えます。

ただ、「良かった点と改善する点」「自分の好みを伝えた上で、見せられた作風のカテゴリに対しての考え方を伝える」ことが大切だと思います。

それがモデラーとして相手に敬意を持つ最高の行動でベストな回答だと思ってます。

そういう人には普段言わないノウハウとかも平気で話したりします。

長くなっちゃいましたが、私が思うプラモデルを作る事による良い効果を3つ書いてみました。

プラモデルで使えるパテを紹介

プラモデル用のパテの種類

今日はプラモデルで使えるパテを紹介しようと思います。

ここでは実際に、うちの工房で使用しているパテや、パテの使い方/特徴などを記事にしました。

あくまで自分の使い方や使用感でレビューしてます。

プラモデル用のパテには色々な種類がある

プラモデル用のパテには色々な種類があります。

代表的なパテを挙げると、ラッカーパテ、エポキシパテ、ポリエステルパテ、瞬間接着パテなどの沢山の種類が存在します。

模型を作るに当たってジャンルを問わず欠かせないのがパテですよね。

プラモデル用のパテ
タミヤのラッカーパテ ホワイト
タミヤパテ (ホワイト) 32g

ラッカーパテはグレージングパテが優秀!

数あるラッカーパテの中でもロックペイントのグレージングパテは、うちでは使用頻度が一番高い優秀なパテです。

最大の特徴は、速乾性があって乾燥後の切断性もよく、きめ細かくてプラスチックによく馴染みます。

チューブタイプなのでコストパフォーマンスにも優れています。

ロックラッカー グレージングパテⅡ
ロックペイント ロックラッカー グレージングパテⅡ

タミヤのものよりも硬化後はヤスリなどで比較的削りやすい硬度。

ロックラッカー グレージングパテⅡ
中身はフィニッシャーズのラッカーパテと同じもの。

欠点は、パテの色が緑色なので下地塗装を行わないと緑色が透けます。

この辺の問題でタミヤ(白いラッカーパテ)と使い分けています。

価格は250g入って1,000円前後。

硬くなった古いラッカーパテを復活させる方法

フィニッシャーズのラッカーシンナー
フィニッシャーズのラッカーパテうすめ液

空気に触れたり古くて硬くなったラッカーパテを復活させる方法はあります。

ラッカーパテが空気に触れたり劣化で硬くなってきたら、ラッカー用シンナーを混ぜる事で粘度を柔らかくできます。

パテに混ぜる量は、爪楊枝等に付けて少量ずつ馴染ませるように調合するのがコツです。

パテ用のラッカーシンナー注意書き

フィニッシャーズからは、ラッカーパテ専用のうすめ液も発売されています。

タミヤなどのラッカーパテにも使えて便利です。

ポリエステルパテでは、どの製品がいい?

ポリエステルパテ(ポリパテ)とは、主剤と硬化剤の2つを混ぜ合わせて化学反応で硬化させるタイプのパテです。

硬化時間が速くて切削性が良いのが特徴。

故に、フィギュアだけじゃなくスケールモデルやガンプラまで、モデラー達に幅広く使用されています。

ウェーブ パテ革命 モリモリ低収縮タイプ 120g
ウェーブ パテ革命 モリモリ低収縮タイプ

各メーカーから沢山種類が出ていますが、Wave(ウェーブ)「パテ革命 モリモリ低収縮タイプ」という製品がおすすめです。

うちの工房では、パテ革命モリモリの低収縮タイプを瓶に入れてます。

パテ革命モリモリは、通常版でも殆ど収縮しないと思うのですが、工作精度を上げるのに低収縮タイプを使用してます。

低収縮タイプという特性を活かし、パテ造形というよりもフレームアームズ・ガールやメガミデバイスのパーツの肉抜き穴を埋めたりしてます。

バーゼラルドの武器の裏穴とか、アーキテクトのナックルの肉抜き穴とかも埋めやすいです。

モリモリくん

ウェーブ パテ革命 モリモリ低収縮タイプ は下記2種類があります。

  • 内容量40g値段1200円
  • 内容量120g値段1980円

オレンジ色の2剤を混ぜる量で乾燥時間などをコントロールできます。

ドライブースなどに入れて熱で乾燥させると早く固まります。

合わせ目消しは、瞬間接着パテが早い

プラモデルの合わせ目などは一般的な接着剤で消すのが確実ですが、時間がない場合など瞬間接着パテを使う方が多いと思います。

うちでも急いで作る趣味制作の場合は瞬間接着パテをよく使います。

その瞬間接着パテの中でもクレオスの瞬間接着パテ Mr.SSPがおすすめです。

パテ
クレオス SSP-HG MJ200 [瞬間接着パテ Mr.SSP]

このパテは瞬間接着パテなのですが、硬化後は普通の瞬着パテより柔らかいので、表面処理や合わせ目消しなどで整えやすいです。

付属の硬化促進剤と粉の量の割合で効果時間をコントロールできます。

ヒケや合わせ目の専用に使うことが多く、特に急いでいる時などに絶大な効果があります。

パテとして柔らかいので、模型の内部補強とかにもこれを使ってます。

瞬間接着パテとして扱いやすく、表面処理が綺麗に仕上がります。

こちらはガイアノーツの瞬間接着パテ。

フレームアームズ・ガールやメガミデバイスの肌(ABS)の接着に適している。

エポキシパテは造形に使える

エポキシパテ
タミヤ メイクアップ材 エポキシ造形パテ 速硬化タイプ

エポキシパテ(エポパテ)は、液状ではなく粘土状なので、造形やスクラッチに大量に使用する場合に適してます。

使い方は2種類を1つに混ぜると化学反応で硬化しだします。

エポキシパテは乾燥後の硬度が高いので切断性は劣りますが、その強度の分だけ細かいパーツの造形などに適してます。

塗装の時にラッカー溶剤で溶けるので、塗装はエアブラシを使ってサフから薄く重ねて塗ります。

スィレット 脚パーツ
空気が入らないようにパテを少量ずつ盛り付ける

今回はうちで使っているパテ達を紹介しました。

詳しい使い方やコツなど機会があれば記事にするかもです。

動画の中でも、雑誌には出ていないプラモデル制作のちょっとしたコツやノウハウなんか稀に言ってたりするので、気になる方はYouTubeチャンネルトリム帝国をチェックしてみてください。

光硬化パテは早いが難しい

光硬化パテ
タミヤの光硬化パテ

光硬化パテをいう、UVライトを当てると硬化するパテもあります。

作業で急いでいる時に瞬間接着パテを食み出せないシビアな箇所に使います。

UVで硬化する前までは、塗膜を傷めずティッシュなどで綺麗に拭き取ることができるのが使うメリットです。

切断性は良いのですが、強度は瞬間接着パテには劣り、表面処理の精度も要求されるパテだと思います。

パテを混ぜる場合にはスパチュラが便利

エポパテや一部の瞬間接着パテ等を調合する時は、混ぜて調合する必要があります。

その際に手袋を着用して作業するのが良いですが、さらにスパチュラという専用工具などを使うと造形しやすくなります。

スパチュラ
クレオスのスパチュラ

まあ、爪楊枝や割り箸などで混ぜても良いのですけれど。

スパチュラを使うと専用工具だけあって、特に造形の時は整形しやすいです。

プラ製だと劣化して長く持たないので金属製がおすすめ。

余談ですが、パテを調合する時は空の容器などを利用すると練りやすくなる。

パテに限った話だけではなく、接着剤や筆塗りの簡易パレットとしても空容器などを使い捨てで使ってます。

プラモデル初心者用におすすめするニッパーについて

初心者用のニッパー

今回は、初心者が知りたい「プラモデル用おすすめのニッパー」について書こうと思います。

今まで仕事とプライベートの両方で様々なニッパーを使ってきました。

当然、それぞれの製品には特長があって、ニッパーと云っても様々なタイプのものが存在します。

今回はそんなニッパーの中で薄刃と片刃の両方で初心者におすすめしたいプラモデル用のニッパーの事を私の意見で記事にしました。

プラモデル初心者ニッパーとして3メーカーを比較

今回紹介するプラモデル用ニッパーは、タミヤ/スリーピークス/ゴッドハンドという模型用品を販売しているメーカーさんの製品をみていきます。

初心者用のニッパーについて
アルティメットニッパー
画像はゴッドハンドのニッパー

タミヤの薄刃ニッパーは初心者向き

プラモデル用のニッパーで、まず最初に想像するものがタミヤの薄刃ニッパー。

そのくらいタミヤの薄刃ニッパーは結構有名なものだと思います。

構造はスタンダードな両刃で、現場でもスケールモデルなどを作っている人が使っているイメージがあります。

最近発売されているものは、昔に比べたら耐久性が弱くなったと聞くのですが、実際に私も新旧を比べてそう思いました。

コストカットなど、メーカーも色々事情があるのかもしれませんね。

片刃が主流の現代で両刃が使えないニッパーではなく、両刃で薄刃の特性を理解した上で購入するのはアリだと思います。

何故なら、切断スキルが片刃より要求されないので初心者向けってことです。

アルティメットニッパーは最強ではなく優秀

ゴッドハンドのアルティメットニッパーは価格の高さと切れ味だけなら間違いなく最強です。

切れ味が鋭すぎて、上手に使えばゲート跡の白化も殆どしません。

然し、ニッパーとして全体的な性能では最強とは思えません。

何故なら、刃を薄くして切れ味に特化させた分、耐久性を犠牲にしてます。

極限まで薄刃に特化したことで破損しやすいので、慎重に扱わないといけないのです。

それ故、扱いやすさも一般的なニッパーよりも確実に劣りますので、初心者用としてフォーカスした場合はピントがズレるんですよね。

だから私は「初心者におすすめできるニッパー」として、色んな初心者が使うことを考えるとアルティメットニッパーはおすすめできません。

では、どういう人におすすめできるかというと、ある程度の片刃の特性とニッパーの使い方を理解しており、丁寧に道具を扱える人にはおすすめできるかもしれませんね。

まあ、アルティメットニッパーは基本は二度切り用で使うと良いと思います。

アルティメットニッパーエッジ
ランナーの狭いゲートを切れるアルティメットニッパーエッジ

初期の頃に購入したニッパー。工房で今でも大活躍している。

3.peaksのニッパー( MK-02 )は、バランスが良い

一番のおすすめは、3.peaksという新潟県三条市にある日本のメーカーが販売しているプラスチックニッパ MK-02です。

グッドスマイルカンパニーのニッパーと同じものです。

MK-02はアルティメットニッパーと同じ片刃構造で、ゲートを綺麗に切断することができます。

切れ味はアルティメットニッパーには劣りますが、模型用ニッパーの中では鋭い切れ味なのでゲート跡をキレイに切断できます。

それでかつ耐久性が高く、価格も良心的なので万が一壊しても2,000円で出費が済みますよね。

3.peaksプラスチックニッパ MK-02
3.peaks MK-02

非常に持ちやすいグリップで、付属のプラバネを替える事で握る時の力加減を2パターンに調整できます。

刻印がMSS-41だが、モノはMK-02と同じ

ゲートカットした跡が白化したりしますが、酷い白化でもないし塗装派なら問題ないと思います。

私の妻もプラモデル初心者ですが、MK-02を使わせてます。

片刃と両刃の使い方の違い

片刃のニッパー
片刃ニッパー

片刃と両刃で切り方も違います。

両刃は真直ぐ平衡かつ均等に挟むことを心がけます。
両刃は特に水平を取りにくいので、平衡感覚と集中力が重要です。

片刃は刃がない方をガイドにしてゲートに軽く当てて水平を取ります。
ゲートを切断する時は、まな板で包丁を落とすような感覚。
ガイド側を動かさずに刃の付いた方で切り落とすという感じですかね。

ニッパーの使い方

ニッパーは使い手次第で、扱い使いやすさ/ゲート切断時の精度/耐久性までも変わってきます。

そういう事情からニッパーのレビューなどは「使える/使えない」と意見が分かれたりします。(サクラや妨害レビューを除く)

ニッパーの持ち方は色々あって、基本は自分の利き腕に合ったものを力を入れないで使います。
他には右利きや左利き用など。
持ち難い/疲れるなど大抵は手の筋力不足が原因。

ニッパーに限らず、模型用工具というものは「性能よりも使いやすさを優先」した方が道具を上手に使いこなせてプラモデルを上手に制作できるものです。

最後に、私がニッパーを使うときに気を付けているコツを3点ほど。

  • 対象物を斜めにねじって切らない事
  • 力を入れて切らない事
  • 切ったパーツが飛んでいく方向を予測して切る

これら3つを気を付けていると大抵は破損させないで済みます。

メンテを怠ったり不注意で不意に落としてしまうとかは論外ね。

結局、スリーピークスのニッパーが初心者におすすめです。