模型のマスキングと塗り分けの話。

模型のマスキングの話。

マスキング
プラモデルを制作していると、キットによっては塗り分けが必要なケースがあります。
塗り分けというのは、一つのパーツを筆やエアブラシ等で複数の色で塗り分けること。
塗り分けを細かくしていると、色のバリエーションが増えるので作品の完成度に大きく影響します。
塗り分け作業をエアブラシで行う場合、マスキングという工程が発生します。
マスキングとは、パーツ塗り分け等の際に塗りたくない部分をマスキングテープを使用してマスクする技法です。

このマスキングというものは非常に面倒な作業。
然し、マスキングは塗り分け工程で最も重要な基礎作業で、上手くマスキング出来るかが塗り分けの完成度に大きく影響します。
どんなに塗装が上手くてもマスキングが雑なら全て台無しという訳です。
今回は自分なりのマスキング方法や使っているツールなど紹介しようと思います。
筆塗り等のノウハウやコツに関しては、この記事には記載してません。

マスキングテープ
使用してるマスキングテープ。
タミヤのケース入りのをカットして使ってます。
効率を上げるのに複数の幅のマスキングテープを用意してます。
何故ケース入りなのかというと、テープの幅が劣化しにくいのとゴミ予防です。
各サイズ専用に詰め替え用もあるのでコストパフォーマンスにも優れます。

他にもカット済みのシート状のマスキングテープや曲面用のマスキングテープなどもありますが、基本は直線マスキングテープを使ってます。

安く済ませたい人は建築塗装用のマスキングテープを纏めて箱買いするといいかも。
安価なものだとテープの角が経年劣化などで痛みやすいとかはありますので、4方向共にカットして使用するのが必須作業になります。
あと、粘着糊がパーツに残ったり弱かったりするものもありますので注意が必要です。
大量に使う消耗品なのでコストを下げたいですが、基礎となる道具なのでそれなりのものをお薦めします。

マスキング工具
マスキング作業に使っているツール類。
デザインナイフが数本あるのですが、パーツに貼る前のマスキングテープに使う専用と、パーツに貼ったマスキングテープを直にカットする際に使い分けてます。
デザインナイフの刃は頻繁に取り換えるのでトップクラスの年間消耗品。
マスキングテープの貼り付けは、デザインナイフとピンセットや爪楊枝等を使います。

ガイドライン
マスキングテープをパーツの形状に合わせて事前にカットする時に使う定規。
殆どフリーハンドでカットしてますが、円形マスキングテープを作る時などに重宝してます。

円形マスキングしたパーツ
定規でカットした、円形外周にぴったりのRがあるマスキングテープ。

モールドの彫り直しやスジ彫りなどをしてあるパーツは、マスキングテープを直接パーツに貼ってからカットするケースも多いです。
コツはデザインナイフの刃は基本新品を利用する事です。
新品時の刃の切れ味が重要。
少しでも切れ味が落ちたら、新品の刃に直ぐ取り替えます。
あと、照明で部屋を明るくして拡大鏡を使いながら作業すると精度も上がります。

マスキングテープの切り方
パーツに直接テープを貼って、この様にカット。

ここからは、マスキングする際にやっていることを記していこうと思います。
大きい面積のパーツには、パーツが入っていたビニール袋やプリンタの紙などをマスキングテープと併用してマスキングします。
マスキングする範囲は、手が滑ったりするミスによる万が一の食み出しを考慮してパーツ全体が理想。
パーツ全部をマスキング出来なくても、余裕をもって大き目にマスキングするのが鉄則です。

マスキングテープを貼る際に隙間ができることもあるので、爪楊枝等で確りと密着させます。
時間経過で隙間が開く事もあるので、塗装前にも再確認で密着させます。

何日もマスキングテープを剥がさないと粘着剤がパーツに残ったりするので、マスキングしたら速やかに塗装作業した方が良いです。
自分の場合、早くて塗装後の半乾き5~20分位でマスキングテープを剥がしますし、長くても1日以内にはテープを剥がします。
下地や塗装を確りしていたり厚く塗り過ぎてない場合は上記の時間で十分です。

塗り分けの必要ない最近のガンプラMG等でもマスキングして塗り分けることで完成度を大きく上げれるので、どんなキットでも塗り分けはお勧めです。